彼女と出会ったのは、中学2年の10月。
肉離れと捻挫を繰り返し100mのベスト記録は中学1に出したものであった。
この状態ではまともに練習が出来ない。そんな日々が続いていた。
追い打ちをかけるように中学2年の9月からハードルへの変更もあり身体への負担が大きくなったことも成果が出ない理由であった。
彼女が行ったトレーニングは、強いからだを作ることではなくしなやかな身体つくりを目指しました。それは怪我の原因が上下のバランスの悪さにあると考えたからです。
何よりも上下がバラバラに動くことでパフォーマンスも下がり、無理に身体を動かすことで怪我のリスクが増える原因になる。
わずか2か月で肉体改造も終わり、それ以降は成果を出すためのトレーニングに変化させていきました。
中体連の100m、100mハードル、100m×4のリレーで県大会出場。
いくつか決勝にも進みました。
これも素晴らしい成果だと思っています。本人の努力なくしてこの結果はなかったと思います。彼女は練習の虫だったと思います。まだまだ彼女のサクセスストーリーは続いています。