メンタルには二つの考え方がある。
「目的論」と「原因論」です。
目的論は、本当はどうなりたいのか、行動する目的は何かを初めに考えます。そこに向けてどう行動するかを決めていく。
原因論とは、どうしてそうなったのか、何が原因だったのかと出来なかったことにフォーカスをしていく手法です。
スポーツの現場で多くみられるのは、原因論です。
もちろん勉強でも同様です。
肝心なところでミスをする
メンタルが弱いとよく言われる
私は勉強が出来ない
などを訴えてくる学生が多い。
私は気のせいだと最初に伝えます。
スポーツや勉強でも私が見る限り最善を尽くしていない。
スポーツでは、メンタルが弱いと言う学生ほど技量がない。メンタルの前に技量を磨くべきだ。
勉強でも同様です。勉強が出来ないという程勉強をしていない。多くの学生が周りからの言葉を自分の事として受け入れています。これが原因論のよくないところです。出来ないことにフォーカスをしているので、ミスは続くし、肝心な時にミスをします。
自信がつくような練習をしている人をあまり見たことがない。出来ないと怒声が飛ぶ。出来ていないことは本人が一番わかっている。わざとやっているわけではないからだ。
次はどうしようというのが具体的にない。ただ次はミスをしないよう祈るしかない。それでは成長がない。多くの練習がこれの繰り返しだ。次はミスをしないようにでは、肝心な時にミスをする。そしてミスが連続する。これがメンタルが弱いの元凶です。
負の連鎖の練習方法から脱出しなければ、未来はない。
是非考えられた練習をしてください。