メンタルトレーニングは指導者にこそ必要。
素晴らしい指導者は沢山います。しかし最悪な指導者は
もっと沢山います。この不運は、学生の未来を変える。
運のいい人はいいが、そうでない人は目も当てられない。
自分が指導していながら、成果が出なければ、学生を怒鳴る。成果が出ないのはすべて指導者の責任です。
成果は私のおかげですという指導者は少ないが、成果が出ないのを学生のせいにするのはお門違いです。
怒鳴ることで成果が出れば、みんなプロの選手になっている。現実はそうではない。
私は静岡県来てびっくりしたことがある。
それは野球を観ていてのことである。
なんと「イップス」が多いことでしょう。
イップスとは、精神的なストレスでスポーツ動作に支障をきたし、思い通りのプレーが出来なくなる症状のことをいう。
私が学生だった時、イップスの人に出会ったことがなかった。ゴルフでイップスになった人にあったことはあるが、野球でこんなに多くのイップスを目にするとびっくりする。
スポーツ界の練習方法、トレーニング方法、食育などの進歩は早い。野球は未だに進化しきれていない。ゆえにサッカーに人気を持っていかれてしまう。
今回の高校野球でも「ノーサイン戦法」全く野球というゲームを無視している。たまたま勝っているだけのことで野球の面白さを微塵も感じさせない。本当は将棋のように緻密な駆け引きが野球の奥深さなのに、行き当たりばったりを戦略と言うのはいささか疑問が残る。自由をはき違えている。
このチームに勝てない県のレベルの低さにも疑問を感じる。
野球界にはこんな神話がある。
体重増加=パワーアップ
勘違い甚だしい。むしろ能力は落ちている。
デメリットの測定をしていない。体重増加を目指してただ白飯を食べる。その成果はけが人の増加。そして怪我が治らない。トレーナーはいても、栄養士はいない。
栄養士にバランスのいい食事の大切を解いてもらいたいと切に願う。一人一人にあった食事を考えることが必要である。一律に米2合はむちゃくちゃで理にかなっていない。
筋トレも必要はない。ベンチプレス120キロ上げたからといって打てるようになるわけではない。もっと必要なことが山ほどある。
微力ながらムーヴの学生にはなぜ必要がないのかを説明している。多くの学生は納得している。