丁寧に勉強を教えてくださいと言われることも少なくない。
丁寧がどうかは別として、学校で教わって出来なかったわけです。
それが、塾で教えてもらって出来るようになったとほとんど聞きません。
なぜ出来るようにならないのか。
「自分で問題を解決する力がないからです」
分からなければ聞けばいい。
その姿勢では、仮に教えても分かったと言うが本当に出来るようになったかと言えば、ほとんど「NO」である。
私は、何度も同じミスを犯してしまいます。
どうしても点数を取らせたくて、教えてしまいます。その結果は散々たるとものでした。
教える側の満足でしかない。
ムーヴの目指しているものは、自分で壁を乗り越える知恵をつけさせることである。
何でも教えてもらう習慣がつくと、必ず挫折します。出来なければ教えてもらえばいいやと思ってしまい、指示待ちの癖がついてしまう。自分で動くことをしなくなります。社会人になって壁にぶつかった時に、問題解決方法を教えてくれる人がいるとは限りません。自分で乗り越えるしかありません。
勉強を教えることが子供のためになることはごくわずかです。
「勉強ができない」という体験。「どうやっていけばいいのかわからない」という体験。
この体験を通して自己解決能力を身につけてほしいとおもっています。
いくら自分で頑張ろうとしても、周りのサポートがなければどうにもなりません。
「勇気づけ」をして下さい。
多くの場合「勇気くじき」の声掛けが多いのが現状です。「勇気くじき」をされた学生は、チャレンジをしなくなります。失敗を恐れるばかりに、小さなミスを多数起こしてしまいます。小さなミスから大きなミスへとつながる。この学生は、いかに失敗しないかしか考えていないので、成功することはない。大きな失敗か小さな失敗の二択しか存在しない。一方「勇気づけ」をされた学生は失敗から学びやがて成功を手に入れます。
簡単に勉強を教えてもらうと長期的にその子のためにはなりません。そのことでようやく日本の学校も改革をして、答えが一つではない問題が大切だと分かってきたのだと思う。まずは、教えれる側の教育が最優先だと強く思う。学校改革には、課題と疑問が山積だが、動き出したことは一歩前進だと言える。「ゆとり教育」のように失敗から学べばいい。
学生の問題解決能力を高めるために、学校、塾、親がもっと真剣に考える必要があると思っています。
常にムーヴは、チャレンジと改善を繰り返しています。これが正解というものは存在しない。
より良いものが存在するかもしれないといつも思っています。その考えがあればいつかより良いものが見つかるかもしれません。終わりはありません。