最近いろんな指導をみる機会がある。小学生、中学生、高校生、クラブチームなど様々である。
痛感するのは、出来ていないことは言えるが、それの治し方がわからない。具体的な指導が出来ない。
例えば、腕が振れていない学生。その学生に腕を振れ。もっと腕を振れ。もっとだ。残念でならない。
具体性に欠ける。再現性がない。これは指導とは言わない。指摘に過ぎない。これは誰でも出来る。
この現象は、野球だけに限った話ではない。
テニス、陸上、バスケットボールなどどの競技でも同様な指導をみることが少なくない。
本当に残念です。学生も何も考えずに言われるがままにやっていることも少なくない。なぜ言われたのか。考えることをしない。だからいつまでたっても上達しない。
考えてください。きっと上達します。
ただそれだけです。それが一番難しい。
優秀な指導者も沢山います。しかし優秀でない指導者はうんざりするほどいます。不幸にも優秀でない指導者に当たっても、学生に考える力があれば、その学生はきっと、才能の芽が育つでしょう。