彼と出会ったのはクラブチームでピッチャーを首になった後のことだった。
チームのピッチャー陣が7人いる中で7番目に位置していた。
私が初めに聞いた話では、1試合目に1アウト取るのに9点。
次の試合で2アウト取るのに11点。3試合目に3つアウトを取るのに13点。
とても試合になりません。
そこから10ヵ月でなんと公式戦で背番号1をつけることになりました。
彼に行ったトレーニングは技術指導も含め上下が均等に動くようなトレーニングを行いました。上半身が右に動けば下半身が左に動く。この量の調整やバランスがうまくいけば怪我なくパフォーマンスアップが望めます。その成果は1ヵ月程でみるみる変化が現れました。彼はムーヴの陸上教室にも参加して体力と均等に走る方法を身に付けてさらにバランス強化を図りました。1試合投げ切る日も出てくるなど目覚ましい進化を遂げたのは誰の目にも明らかであった。
運にも恵まれ、野球の名門高校に進学。フォームが綺麗だとの評価。同様の評価を頂いた学校は数々ありました。それくらい美しいフォームでした。秋からはベンチに入り、今では3番手投手まで成長。
彼は努力家というには似つかわしくないが、身体が上手く反応してくれるのでしょうか飲み込みが早い印象がある。まだまだ発展途中なので今後の活躍が期待される学生である。
野球に関して言えば、このような例は特別ではありません。誰でもここまでなれるかは疑問ですが、そこそこまでは行けます。