塾ムーヴ ~読書がもたらす効果~

読書をすることの効果はいかほどか考えたことがありますか。勉強が出来る子供が読書をよくしているのはよく耳にします。

 

「読書をしている子が学力が高いのではなく、学力の高い子が読書をしている」

(「学力の経済学」中室牧子著より)

めちゃくちゃ面白い視点です。因果関係ではなく、相関関係に過ぎない。見せかけや情報操作により、あたかもこれが真実のように伝えられると勘違いをしてしまいます。このように視点を変えてみれば様々なことが分かってくる。

東大に子供3人入れた母親。よくテレビで拝見します。すべての過程で真似てもうまくいきません。

「子供の学力にもっとも大きな影響を及ぼす要因」は、親の年収と学歴である。

東大生の親の年収は1000万以上であるが57%。通常2人以上世帯の平均年収が580万とデータが出ている。いかに突出しているのかが分かる。子供3人を東大に入れた話しは、「例外中の例外」でしかない。本質を知らない人は、その話しに飛びついてしまう。そして我が子と比較し落胆する。本質を知ることは大切です。大人が正しく行動すれば結果も変わってくる。幼少期の「自己肯定感」も重要である。しっかり事実を伝えていくこと、具体的であることなど様々な要素がある。

成功者の目線に立ち過ぎないこと、あくまで個人差があることを自覚してほしいと思う。