うまくいかなくなってきた時に、どうしても今に執着してしまう。
そうなると「視野狭窄」が起きる。
実際に起きている大小さまざまな問題を考えてみると、大きい問題が小さい問題を外に追いやっているイメージだが、現実は、小さい問題が大きな問題を追いやっている。これが「視野狭窄」の全貌です。
「視野狭窄」は、判断力も欠乏させる。
重要ではあるが緊急ではないものを後回しにしがちです。それは簡単に後回しに出来るからです。
そこで問題なのは、これをやることによる利益は計算の外に追いやられてしまう。だから行動が自分よがりで簡単なものに偏ってしまい、最後に帳尻が合わず、自分の首を絞める結果になってしまう。今起きている問題を全体のシステムとして見てほしい。問題だけに目を向けて全体としてとらえないと同じことの繰り返しになる。
これが問われる思考力です。