本文より
本当に幸せな人
幸せな人の心は二種類に分かれます。
ひとつは
どれだけ貧しくて、厳しい状況に置かれても、
いつもゆったりとした雰囲気でいて、
決して他人を責めたり、自分の運を呪うことのない心です。
もうひとつは
誰に対しても、まるで家族みたいに親切で、
どこかで困っている人がいると聞けば、
もうそれだけで食事がのどを通らなくなったり、不眠になったりするほど気を配る心です。
どちらも同じ心のことです。
つまり
自分がどれだけひどい状況に置かれても、
そのことについては考えないので、
その分、世の中の人たちにやさしくなれる。
言い換えれば
世の中の人たちにいつも優しくしているから
自分がどれだけひどい状況になっても
あまり気にしなくて済む、ということであります
ですから
自分の身の回りのことにいつも腹を立てているような人に、「今の世の中は…」と語ってほしくないわけです。