名著 ~覚悟の磨き方 超訳吉田松陰 「心5」

本文より

 

なにを選ぶか、どう選ぶか

自分にとっての利益

これをなるべく増やそう、残そうとすればするほど、判断基準がぶれ、迷いが生まれます。

反対に、自分の利益さえ一番後ろ回しにできるなら、やろうがやるまいが、どれを選ぼうとも、物事は気持ちよく進んでいくものなのです。

自分のころを考えると、かえって自分のためになりません。

 

 

逆境に礼を言う

鉄は何度も熱い火の中に入れられて、何度も固い金槌で叩かれて、はじめて名剣に仕上がります。

素晴らしい人生の送り方もよく似ています。

何度も繰り返されるきわめて不都合で、ありがたいくない経験の数々が、旅路を美しく輝かせてくれるのです。