名著 覚悟の磨き方 超訳吉田松陰 「志3」

本文より

 

限界は何度だって超える

新しいことを学びましょう。

目標に向かう行動を増やしましょう。

それもひとつ出来ると言うなら、ふたつ

みっつ出来ると言うなら、百、千って、

自分の持つありったけの力を使い切りましょう。

限界を何度も超えて、完全にやり尽くしたという瞬間に「自分の本分」というものが、かすかに見えることがあるんです。

その本分を知ることが、人生最大の目標です。

こればかりは、誰も教えてくれません。

自分の力で知るしかありません。

 

 

無尽蔵に掘り出せるもの

自分の外にあることは

求めたからといって、得られるものではありません。外にあることというのは、分かりやすく言うと「お金持ちになる」「有名になる」「人脈ができる」みたいなことですが、これらは結局、得ようとして、得られるものではありませんから、ここに心を尽くすのは馬鹿げています。

一方で、自分の内側にあるものは、求めれば、いくらでも得ることが出来ます。内側にあるものと言うのは

人を思いやる気持ち

損得を考えずに、やるべきだと思うことをやる気持ち。礼儀を守る気持ち。知られなかったことを、知ろうとする気持ち。仲間との約束を守ったり、本音を言い合ったりする気持ち。

これらの気持ちは、求めれば誰でも無限に手には入れることが出来ます。そして求めれば求めるほど、自分と、自分を取り巻く世界のことが好きになるのです。いくら費やしても、損はありません

 

 

ことのはじまり

なんでも、「最初の決心」というものが一番重要です。これが、どこまでもついてまわるからです

たとえば名誉とか利益のためにはじめたことは、やればやるほど欲が透けて見えてきてしまっていくら豊かな知識とか、すばらしい言葉で飾ってもごまかしきれなくなります。

事をはじめるのに、大切なことは、シンプルに、心の底から、「この道をきわめたい」と叫ぶことが出来るかどうか。どれだけなんです。

今やっていることはどうでしょうか。

「最初の決心」はどうなものでしょうか。

たまには振り返ってみてはいかがでしょうか。

もしズレてきているのだとしたら、勇気を出して、いまのうちに軌道修正しておきましょう。

 

 

心の声を見つけろ

心を疲れさせないためには、余計なものを求めないことです。ですが、よく考えればいられないものを、つい求めてしまうのが人間の弱いところでもあります。「自分が本当にしたいこと」を、いい加減に扱っている時ほど、そういうものばかり追いかけてしまうのです。

 

 

嘆かなくていい

勝手に言わせておきましょうよ。

あなたが本気なのは、神様は分かっていますから

 

先人の考えです。凄いです。今も昔も根本は変わらない。もっと賢人に学ぶべきだと思う。