名著 ~覚悟の磨き方 超訳吉田松陰 「知1」

いくら知識を増やしてもしょうがない。

素晴らしい本を読んでも、素晴らしい話しを聞いても、旅に出て素晴らしい景色を見ても、それは知識が増えただけで、人生の根本的な役には立っていない。

物事には本質と枝葉がある。

枝葉は知識なら、本質は「どう生きたいのか」という志である。

この志を言葉にし、いつも懐に携えていれば、どこへ行って、誰と会い、何を見て、何を聞いても、あらゆるものが道を明るく照らす光となる。

志のために行動をする。そして志のために行動したからこそ、初めてその学問を理解できたと言える。

吉田松陰にはいつも「目指す人物」がいた。

「こういう人になるために、学ぼう」という目標があった。

それは「誰かに評価されるための学問」ではなく、本当に自分が日本を変える人物になれるかどうかの孤独な真剣勝負だったのだ。

 

これがすべてだと思う。