actionトヨタの現場のやり切る力より

大きな会社に入ればそれなりの人生を歩めた時代は終わり、未来は不透明で不確実だ。だが、行動を起こし、やり続ける人は、いつの世も成功を収める。そのために必要な「行動力」は生来のものではなく、誰もが習得できる一種の技術である――これが本書に通底するメッセージだ。

 

自分が何に向いているか分からなくても、少しでも興味を持てることがあれば、まずは動いて、試してみよう。一歩でも動き出すことで、行動は加速する。何か作業を始めると脳の「側坐核」が刺激され、ドーパミンという神経伝達物質が出て「やる気スイッチ」が入るという科学的な裏付けもある。

 

「巧遅」より「拙速」、「完璧」より「完了」を目指そう。そうすればすぐに修正できるし、自分の得手・不得手もわかる。結果が悪ければ、元に戻せばいい。

 

自分の動きにスピードを持たせれば、信頼と好感を得ることができ、評価にもつながる。人より先に動く「早さ」も意識すれば、他者や他社に勝つ最高の武器になる。(本文より)

修正能力、対応力が大切だと思う。成果をあげる人はみな共通している。早く知った人だけが未来を変えられるのだと思う。