「時を守り 場を清め 礼を正す」 これは、哲学者の森信三氏の言葉です。この言葉は、教育現場はもとより、企業理念や社会 人教育など多方面で活用されておりますので、耳にされていることと思います。 【 時 を守 り 】 これは「遅刻をしない、期日を守る」ということです。定刻までには準備を整え、きたるべき時 に備えて心を静めて開始を待つということです。また、決められた期日までに求められた対応を行 うということでもあります。時を守る先には、必ず相手があります。自らが時を守ることで、相手 を尊重することとなります 【場 を清 め】 これは「整理整頓をし、掃除をほどこす」ということです。掃除をすることは「5K」として語 られることがあります。 ① 気づく人にし、それによって相手からの信用や信頼を増していくのです。 なれる ②心を磨く ③謙虚になれる ④感動する心 ⑤感謝の心が芽生える 単に身の回りの整理整頓や掃除であっても、他を敬い、奉仕の心につながると考えます。 【礼 を正 す】 これは「あいさつをする、返事をする」ということです。「挨拶」という言葉には「心を開い て、相手に迫る」という意味があります。「挨拶」をすることで人間関係は良好に保たれます。 そしてその「挨拶」は率先して他人よりも先に行うことが求められます。相手に聞こえるような 大きな声で、さらには相手が気持ちよく受け取ってくれる挨拶こそが、その相手に対する礼節に つながります。また、呼ばれたら「はい」と答え、お世話になったのなら「ありがとうございま す」と返事をすることもまた重要ですね。 この3つの言葉に、通じるものは、相手を思いやる・相手を敬う気持ちです。 人は一人で生きていけません 誰もが誰かに支えられ 誰もが誰かを支えています だからこそ、3つの言葉を「感謝」の気もちをもって具現することが大切となります。 「あいさつ・後片付け・歩き方」この3つの言葉と同じ思いが込められ ております。