ムーヴ思考  ~今年の甲子園で感じた事(指導者あるあるべき姿)~

私がすでに20年以上前からやっていることです。今頃ピックアップされ始めた。ようやく時代が追いついてきた。おかげで非難されることばかりでした。道筋を示すことは大切だと思う。弱いチームほど変わることを怖がります。やったことのないことは敬遠される。そのためにはしっかり座学を行う必要がある。そうでないと大きく結果を変えることなどあり得ない。どのチームもしっかり目標を持てばいい。それを提供するのが指導者の役割だと思う。私が長年やってきた指導者として理念が言語化されている文献を見つけたらので引用します。

 

 

「引用 東洋経済オンライン」

成果を出すリーダーには「命令しない」「強制しない」「話を徹底的に聞く」「対等な立場で対話する」「過度に教えず、自ら考えさせる」「怒鳴らない」「相手を尊重する」という共通項があります。

「指導者側と選手が上下関係にならないこと。そうなってしまうと、そこに現れるのは一方通行の伝達や命令で、選手は服従、従属するだけとなり、それを正常なコミュニケーションと呼ぶことはできません」
「こうした一方的な伝達・命令が当たり前でしたが、これを双方向型に変えていくことが理想です。指導者側から伝える場合もあれば、選手から言うケースもある。よりフラットな関係性を慶應義塾高校野球部では目指しています」

と森林監督は著書『Thinking Baseball――慶應義塾高校が目指す"野球を通じて引き出す価値"』の中で述べています。

「私が気を付けているのは、相手の話を聞くことです。話を聞くと言うことは、相手の思いに触れることです。選手の話はできるだけ聞くようにします。聞き手にならなければ、相手の悩みや苦しみに近づくことはできません」(『栗山ノート』より)
「勝つためですね。勝つために。このメンバーが集まった時に、どういう人間関係が出来たら勝てるのかを考えたら、自然とキャプテンを置かないという選択肢になったんです。このチームでは横同士が、こういう野球をやろうぜって話し合った方が良い野球になるのは決まりきっていると思いました」「年齢が上であるとか下であるとか関係なく、一人一人がチーム全体を引っ張ってほしい」(栗山監督のNHKインタビューより)
「私たち大人に求められることは何なのでしょうか。私はひとつには傾聴力だと考えます。大切なことは、伝えたいことがあるならまずは聞く、ということです」(須江監督の著書『伝わる言葉。失敗から学んだ言葉たち』より)