ムーヴ思考  ~読書、本の凄さ~

本ほど安価で価値の高いものはない

本1冊の文字数は大体10万字から15万字位です。それを半年から1年位かけて執筆します。『読書大全』の場合は40万字以上ありますので、新型コロナ禍の中で軽井沢の自宅にこもって10カ月かけて書き上げました。

学術論文などもそうですが、これが自分の名前で世に出て人目に触れるとなると、非常に精神エネルギーを消耗します。参考文献の引用などもきちんとやらないといけないので、かなり体力勝負の面もあります。

膨大な時間とエネルギーをかけて、自分の知識と体験を他人に理解できるようにきちんとまとめ上げたものが本なのです。

それが1冊1000円から2000円程度で手に入るというのですから、ある意味でそれは奇跡とでも呼べるようなことです。