学習の土台作り ~認知機能の向上を目指す~

認知とは理解・判断・論理などの知的機能を指し、精神医学的には知能に類似した意味であり、心理学では知覚を中心とした概念です。”

 

特に心理学では知覚・判断・想像・推論・決定・記憶・言語理解といったさまざまな要素を包括して「認知」と呼ばれています。

「認知機能」とは

「認知機能」は、人が心理学的な「認知」を行うための、知的機能を総称した概念です。五感(見る、聴く、触る、嗅ぐ、味わう)を介して外部から得た情報をもとに、物事の現状を認識したり、言葉を操ったり、計算・学習・記憶を行ったりします。

認知機能が低下した状況

記憶の障害のほか、判断・計算・理解・学習・思考・言語などを含む脳の高次の機能を刺激することで活性化することの重要性を伝えています。

 

記憶力、言語能力、判断力、計算力、遂行力といった認知機能は、普段は特に意識することなく使っている能力です。しかし、これらの能力はいずれも円滑な生活を過ごす上で欠かせないものであり、認知機能が低下すると日常生活に大きな支障をきたすおそれがあります。

認知機能の低下は、完全に防ぐことは難しいですが、訓練次第では機能の低下を緩やかにすることも可能です。